なんでギャンブルが必要だったのか?

 ■ なぜ、私たちはここにいるのか?

NAの仲間になるまで私たちは、自分の人生がどうにもならなくなっていたし、
他の人たちのように生きることも人生を楽しむこともできなくなっていた。
私たちは違う楽しみを探さなければならなかった。 そしてその答を薬物に見つけたと思っていた。

私たちは、家族、妻、夫、子供たちのことをそっちのけにして、まず薬物を使う ことを考えていたし、
あらゆる犠牲を払って薬物を手に入れなければならなかった。 私たちは多くの人たちを傷つけてきたが、
一番ひどく傷つけたのは自分自身である。 そして自己責任を引き受ける能力に欠けていたため、
実際は自分で自らの問題を作 り出してきた。私たちは現実に直面することができなくなっていたのである。

私たちはアディクションによって少しづつ自殺をしていたことに気付いた。 しかし、アディクションは
巧妙な敵なので、それに対抗する手だてはなかったのである。 私たちの多くは、最後には、
刑務所や治療薬、宗教、精神科医の世話にならざるを得なかった。 だが、このような方法は
どれをとっても満足のいく結果は得られなかった。 私たちの病気は必ず再発するか進行した。
ついに私たちはこの状態から抜け出したい一心で、 ナルコティクス アノニマスの
仲間に助けを求めたのである。NAに来てから、私たちは治るということのない病気に
苦しむ病人であることに気付いた。しかしながら、ある時点で病気の進行を食い止めることができるし、
そうすれば回復が可能なのである。

出典 =Narcotics Anonymous Japan= ナルコティックス・アノニマス日本

依存症の患者には対象をやらなくてはならない理由があるそうです。
上記の文書はNAのミーティングで必ずといっても良いほど読み合わせるのですが、

>私たちは違う楽しみを探さなければならなかった。

薬物からギャンブルに置き換えて考えてみると、この部分は他の人と同じように
健全な娯楽の種類や範囲では楽しめなかった事を示しています。
自分達のギャンブルも最初は健全に遊ぼうとしていたのですが、あまり時間のかからないうちに
他の人とパチンコ屋に足を運べなくなったり、人に賭けている事を隠そうとしていました。

ちょっと掘り下げてみましょう。他の人と協調したり同じ楽しみを共有したり、
例えば飲み会とかボーリングとか草野球とか色々な楽しみが社会にはありますが、
自分自身の経験だとあまり面白くは感じることは有りませんでした。
職場や地域の飲み会とか有ったとしても、早くその場を離れてポーカー屋で
自分自身の世界に逃げたかったです。割と若い頃からね。

後天的なのか先天的なのかは分類できませんがあまり人付き合いは良く有りません。
持って生まれた性格もあると思うのですが、心からほっと出来るのは、
違法賭博機の前か何らかのギャンブルマシーンの前だけでした。
それがもしかしてお酒が強かったらお酒。薬物が身近だったら薬物。
少しは色男ならセックスと言ったように何でも良いから一時でもラリる事が
出来たら何でも良かったのかも知れません。たまたま自分にフィットしたのが
ギャンブル、それも薄暗いゲーム喫茶の中で賭けるゲーム機賭博ってだけで。

ただ自分のようにてにをはが付く依存症者はまだ料理がしやすいようでして、
世の中には別の問題を抱えて自家処方としてギャンブルをしていた人もいるようです。
学習障碍とか発達障碍とか最近になってやっと光が当たってきたようですが。

言葉遊びではないのですが違う楽しみを探さなければならなかったではなく、
違う楽しみを探さざるを得なかった。そうしないと生きて行くのが困難で仕方なかった。
そんな印象を感じる仲間に時々会います。おろしている話を聞いていると
何か独特の焦点を持っている印象があります。この問題について援助職の方で
以前から取り組んでいる方もいらっしゃるのですが、依存症も色々な視点で見ないと
その人なりの回復の道筋が見えないものなんでしょうねぇ。

ミーティングで正直に話すだけ、仲間の話を心を開いて聞くだけで
回復の端緒につくのはかなり運が良いとしか言えないのでしょうね。
余談ですが仲間の話が入らなくなるので一切依存症関係の本を読む事を
禁止されたなんて話を仲間から聞いた事があります。

それもその仲間のスポンサーからしてみれば正しいと考えて話したんでしょうけどね。
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Author:ヒロ
ギャンブル依存症のヒロです。ハイヤーパワーと共に新しい生き方を学んでいます。

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