北関東時代を再び思い出してみた。

平成元年の冬。ちょうど年号が変わる頃、当時の勤め先で使い込みが発覚して
前借を残したまま逃げ出したのがその後の放浪生活の始まりでした。
質入出来そうな楽器と店の釣銭を盗んで生家を深夜出てきました。
その日の夜はサウナに泊まって、次の朝質屋が開店するのを待って
楽器を質入し、アルバイトニュースを買って住み込みで直ぐ給料を
貰えそうな所を探して、知らない町へ行く事にしたのでした。
その前の晩、池袋で最後に在籍したバンドの練習があって、帰り道山手線の
ホームで自分の事を慕っていたギタリストに俺みたいになるなと
意味深な言葉を残して私は行方不明になりました。

それから丸21年も経つのかと思うと不思議に思えますね。

1989年・平成元年・昭和64年・思いついた物を書き連ねて見ると
ポーカー屋の気の抜けたコーラ・京町通・雨でずぶ濡れの作業服
ペガサスのBB後の音楽・下妻駅の寂しげな風景・夜勤の製菓工場
関東鉄道・取手駅・下館の喫茶店・明野の女の子・所長の刺青の噂
寮で飼っていた犬・中古の自転車・食堂のおばさん・居酒屋の娘
土浦の喫茶店・砂沼・とりせんのチラシ・カップのコーヒー
浅草橋のカプセル・ガード下の食堂・足バスの光景・必ず喧嘩になる飲み会
小山駅・パチスロ屋・北海道から来た二人組・重い安全靴
太田の町並・フルーツのある喫茶店・上野のコンタクト屋
セルボ・金ちゃんの家・足利のサウナ・宇都宮のホテル
ネパール人の医師・カレーヌードル・女子プロ・酔いつぶれた●村君
青いバンダナ・プレス機の音・ノギス・皮手袋・仕出しの弁当
座敷のあるパチンコ屋・電熱器・レバ刺し・鬼怒川・床暖房
汲み取り式のトイレ・邑楽の駅・コンビニの店員・古河駅

あの頃はそれなりに楽しかったなぁ。まだ若かったし体力もあったし。
希望に満ち溢れていたんだよなぁ。最低の生活をしていましたが、
努力次第で何とでもなると思っていたし、これ以上のどん底は無いと
思っていたから何でもためらい無くやっていたなぁ。
いつか一度訪れてみたいもんだなぁ。一度で良いから京浜東北に乗って
取手で乗り換えてうんざりするほど長く感じるあの電車に乗ってみたいな。
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Author:ヒロ
ギャンブル依存症のヒロです。ハイヤーパワーと共に新しい生き方を学んでいます。

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