ある回復者の死

先週の木曜日の朝の事でした。

何の気なしに会社で新聞を開くと、見覚えのある名前がありました。
良い知らせではなく、労災事故を報じていまして昨日の午後、
職場で鉄骨に挟まれて死んでしまった事実が告げられていました。
まさかと思い、勘違いである事を願いながら彼が以前居た回復施設の
デイケアに確認の電話を入れてみると残念ながら彼でした。

電話口で仲間をつかまえて何故あいつだと吼え、それから
何をしていてもまるで考え事をしているように全てのことが上の空で、
今日まで来ています。どうにか落ち着き始めたのは昨日。
ある仲間と話しながら私は寂しいとこぼしてから。
電話を切ってから51才にもなるのに涙は出るのだなと、
誰も居ない会社の事務所で変なことに感心していました。

同じ自助体のメンバーではありませんでしたが、
一緒に暮らしていたわけでもありませんが、
今でも一緒に誰かのバースデーでロールケーキを
がめてきて人目を気にしながらかばんに忍ばせたり、
回復途上の中で入りなおした学校から就職が決まった事を
教えてくれた時の少年の面影を残す笑顔が今でも思い出されます。

他にも諸々あるけどさ。

なぁ。あなたは確かに回復をしていたよ。最初の荒くれた影は今では
どこにも無かったよ。だからこそやり残した事があるのではないかと
俺はやりきれないんだよ。神様の下へ帰るとか言われてもやりきれないんだよ。

頭じゃわかっているんだけどさ。もう会えない事も。
しかたねーから俺がそっちに行ったらまたミーティングでもしようか。
ハンドリングでまた手がつぶれる位握られても今度は嫌な顔しねーから。

またそのうちにね。待たせると思うけどかんべんな。

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Author:ヒロ
ギャンブル依存症のヒロです。ハイヤーパワーと共に新しい生き方を学んでいます。

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